ネットで知り合ったブリーダーからグッピーを譲ってもらいました。
ギャラクシーブルーグラスです。妊婦と思われる成魚2匹と幼魚が9匹です。

グッピーは飼育が容易な熱帯魚ですが、あらためて飼育の基本を確認をしてみます。
【飼育のコツ】
グッピーはどちらかと言うとアルカリ性よりの水質を好みます。弱酸性に傾きすぎた水質では体調を崩すことがあります。。
本種などのように尾鰭が大きく広がるタイプのグッピーは、強い水流には弱いので、水流を弱めるような工夫が必要です。グッピーのブリードをして楽しんでいるような方は、底面+大磯や、スポンジフィルター、投げ込み式のフィルターなどを使って飼育し、頻繁な換水、頻繁なリセットを行っているようです。
底砂は有っても無くても良いのですが、上記のような理由から大磯砂を使用した水槽が多いと思います。その場合いわゆる「未処理」の大磯砂がいいでしょう。ただし、その場合育てられる水草には制限が多くなります。
水槽に入れる水草にも注意が必要です。硬い葉をつける種類などだと、グッピーの鰭がひっかかり裂けてしまったりしますので、そのような種類の水草は本来向きません。硬い水草と言っても、アヌビアス・ナナやミクロソリウムなどは問題ないでしょう。我が家の場合、一見やわらかそうでも、マツモを大量に入れていた水槽では尾が裂けてしまったこともありました。もし頻繁な換水、リセットを行うのであれば、石などに活着させたアヌビアス・ナナやミクロソリウムの方が向いているのかもしれません。
グッピーをただ殖やすだけなら産卵箱があれば十分ですが、綺麗な魚の系統維持をするためには、最低限3本の水槽が必要です。1本は繁殖用、次に稚魚育成用、そして選別外の水槽です。できれば、オス用の水槽、メス用の水槽もあったほうが殖えすぎずに良いかもしれません(^^ゞ
選別の基本は、オスはその系統の色や形が良く表現されたもの、メスは大きくて尾筒が太いものを残し、基準から外れたものは選別外とします。しかし、生後一ヶ月ほどの若魚でこれをこなすのは初心者には難しいので、より詳しいHPなどをご覧になったほうがいいでしょう。 本種は国産固有の種なので外国産と間違うことはありません。
グッピーの病気で怖いのは針病です。生後一週間ほどの稚魚が突然罹る病気で、ある日突然全ての稚魚の尾が針のように細くなり、ばたばたと死んでしまうというものです。これには薬が効きません。塩も効きません。
似たような症状にカラムナリス感染症があるのですが、こちらは薬浴が効きます。全滅はしないでしょう。まあ、ある程度成長してからなので、体力がある分死なないだけかもしれませんが・・・。
【雌雄の差】
成魚なら何も考えずに判別できます(オスは小さくて綺麗、メスは大きくて地味)が、幼魚の場合の見分け方は「妊娠点」を見ます。メスのお腹の後ろ側には妊娠点と呼ばれる黒い斑点があり、これの有り無しで判別するのが楽です。ただ、種類によってはこれが良くわからなかったりします。
【繁殖】
オスとメスを飼っていれば、いつの間にか稚魚が生まれています。場合によっては、オスが死んでメスだけしかいないのに、いつの間にか稚魚が生まれていたりします。これは、購入前の段階で(つまりお店で)オスがかかってしまっているためですが、一度の交尾で3度くらいお産しますので、購入後3ヶ月たっていきなり稚魚を発見する場合があったりします。
通常は、メスのお腹が破裂しそうなぐらい大きくなったら産仔の頃合です。よく言われるのは、お腹が四角く見えるようになったら、まもなく出産だと言う話です。産卵箱に移してしばらく(一週間ぐらいは)置いておくと、お尻から小魚を産み落とすシーンが見られるかもしれません。
稚魚も、大事に育てるならブラインシュリンプを与えましょう。日に3回ほど与えればいいでしょう。ただし、水をかなり汚しますから、水を清潔に保てるようにろ過能力を向上させたり、こまめな水換えが必要になってきます。生産者などは0.5%程度の食塩水で、ブラインシュリンプの海にして稚魚を育てるなんて言うこともするようです。これは親魚にはやってはいけないですよ。メダカの仲間だけに、日光浴なんて言うのも有効らしいですが、温度変化やコケの問題なんかもありますからお勧めはしません。
【備考】
ギャラクシーとは、プラチナ遺伝子とコブラ遺伝子がY染色体(つまりオスの染色体)上に固定されたものなのでそうです。つまり、この模様と柄はオスからオスのみに遺伝されるのです。一方、尾鰭はブルーグラスですから、こちらの遺伝子はオス・メスともに持っていることになっています。
尾鰭がブルーグラスなわけですが、ブルーグラスの遺伝子と言うのはややこしくて、必ずレッドグラスが出ます。一腹の仔の中で、満足のいく個体は出るか出ないかのレベルだそうです。なんでも、ギャラクシーの模様が綺麗だと体が小さく尾鰭が今ひとつとか、体が大きいとギャラクシーの模様が今ひとつとか、そういう傾向があるらしいです。
ギャラクシーブルーグラスです。妊婦と思われる成魚2匹と幼魚が9匹です。

グッピーは飼育が容易な熱帯魚ですが、あらためて飼育の基本を確認をしてみます。
【飼育のコツ】
グッピーはどちらかと言うとアルカリ性よりの水質を好みます。弱酸性に傾きすぎた水質では体調を崩すことがあります。。
本種などのように尾鰭が大きく広がるタイプのグッピーは、強い水流には弱いので、水流を弱めるような工夫が必要です。グッピーのブリードをして楽しんでいるような方は、底面+大磯や、スポンジフィルター、投げ込み式のフィルターなどを使って飼育し、頻繁な換水、頻繁なリセットを行っているようです。
底砂は有っても無くても良いのですが、上記のような理由から大磯砂を使用した水槽が多いと思います。その場合いわゆる「未処理」の大磯砂がいいでしょう。ただし、その場合育てられる水草には制限が多くなります。
水槽に入れる水草にも注意が必要です。硬い葉をつける種類などだと、グッピーの鰭がひっかかり裂けてしまったりしますので、そのような種類の水草は本来向きません。硬い水草と言っても、アヌビアス・ナナやミクロソリウムなどは問題ないでしょう。我が家の場合、一見やわらかそうでも、マツモを大量に入れていた水槽では尾が裂けてしまったこともありました。もし頻繁な換水、リセットを行うのであれば、石などに活着させたアヌビアス・ナナやミクロソリウムの方が向いているのかもしれません。
グッピーをただ殖やすだけなら産卵箱があれば十分ですが、綺麗な魚の系統維持をするためには、最低限3本の水槽が必要です。1本は繁殖用、次に稚魚育成用、そして選別外の水槽です。できれば、オス用の水槽、メス用の水槽もあったほうが殖えすぎずに良いかもしれません(^^ゞ
選別の基本は、オスはその系統の色や形が良く表現されたもの、メスは大きくて尾筒が太いものを残し、基準から外れたものは選別外とします。しかし、生後一ヶ月ほどの若魚でこれをこなすのは初心者には難しいので、より詳しいHPなどをご覧になったほうがいいでしょう。 本種は国産固有の種なので外国産と間違うことはありません。
グッピーの病気で怖いのは針病です。生後一週間ほどの稚魚が突然罹る病気で、ある日突然全ての稚魚の尾が針のように細くなり、ばたばたと死んでしまうというものです。これには薬が効きません。塩も効きません。
似たような症状にカラムナリス感染症があるのですが、こちらは薬浴が効きます。全滅はしないでしょう。まあ、ある程度成長してからなので、体力がある分死なないだけかもしれませんが・・・。
【雌雄の差】
成魚なら何も考えずに判別できます(オスは小さくて綺麗、メスは大きくて地味)が、幼魚の場合の見分け方は「妊娠点」を見ます。メスのお腹の後ろ側には妊娠点と呼ばれる黒い斑点があり、これの有り無しで判別するのが楽です。ただ、種類によってはこれが良くわからなかったりします。
【繁殖】
オスとメスを飼っていれば、いつの間にか稚魚が生まれています。場合によっては、オスが死んでメスだけしかいないのに、いつの間にか稚魚が生まれていたりします。これは、購入前の段階で(つまりお店で)オスがかかってしまっているためですが、一度の交尾で3度くらいお産しますので、購入後3ヶ月たっていきなり稚魚を発見する場合があったりします。
通常は、メスのお腹が破裂しそうなぐらい大きくなったら産仔の頃合です。よく言われるのは、お腹が四角く見えるようになったら、まもなく出産だと言う話です。産卵箱に移してしばらく(一週間ぐらいは)置いておくと、お尻から小魚を産み落とすシーンが見られるかもしれません。
稚魚も、大事に育てるならブラインシュリンプを与えましょう。日に3回ほど与えればいいでしょう。ただし、水をかなり汚しますから、水を清潔に保てるようにろ過能力を向上させたり、こまめな水換えが必要になってきます。生産者などは0.5%程度の食塩水で、ブラインシュリンプの海にして稚魚を育てるなんて言うこともするようです。これは親魚にはやってはいけないですよ。メダカの仲間だけに、日光浴なんて言うのも有効らしいですが、温度変化やコケの問題なんかもありますからお勧めはしません。
【備考】
ギャラクシーとは、プラチナ遺伝子とコブラ遺伝子がY染色体(つまりオスの染色体)上に固定されたものなのでそうです。つまり、この模様と柄はオスからオスのみに遺伝されるのです。一方、尾鰭はブルーグラスですから、こちらの遺伝子はオス・メスともに持っていることになっています。
尾鰭がブルーグラスなわけですが、ブルーグラスの遺伝子と言うのはややこしくて、必ずレッドグラスが出ます。一腹の仔の中で、満足のいく個体は出るか出ないかのレベルだそうです。なんでも、ギャラクシーの模様が綺麗だと体が小さく尾鰭が今ひとつとか、体が大きいとギャラクシーの模様が今ひとつとか、そういう傾向があるらしいです。
知人からウィローモスを譲り受けました。

ウィローモスと言えば、流木や石に活着させるのが常道になっています。まずは基礎知識の確認です。
【育成要件】
CO2 → できれば
光量 → 60cm20W2灯
温度 → 10~28度
水質 → 弱アルカリ性~弱酸性
【どんな種類?】
活着性を持つ苔の仲間で、落ち着いた色合いの複雑な茂みを作ることから流木や石に括り付けてレイアウトに多用されます。
ウィローモスを活着させた石や、流木はまさに「苔生した」と言う言葉がピッタリの非常に赴きある水景をかもし出します。
その複雑な茂みは産卵場所や、隠れ家に向き、稚エビや稚魚の餌となる微生物が発生しやすいと言われ、ブリーディングタンクにも使用されます。
レイアウトにブリーディングに幅広い用途に使用できる万能選手といえる水草です。
【育成のコツ】
餌やブリーディング目的で育成するには、ある程度ほぐして、そのまま沈めてしまって問題ありません。光量も60cm水槽で1灯もあれば、維持するには十分です。また元々日本に自生している種類でもあり冬の低温にも強いです。メダカ水槽への使用もお勧めです。
レイアウト水槽で使用するには若干のCO2添加があった方が綺麗に育ちます。また低光量にも強いですが、特に活着させて長期間維持していると、何重にも折り重なって光が完全に当たらなくなる部分ができます。こうなるとその部分が枯れ始めてしまいますので注意が必要です。
上手く活着させるコツはできるだけ均一に薄く被せた後、テグスで巻きつけます。ウィローモスの状態や量によりますが糸と糸の間の間隔が最低でも5mm以下であった方がはがれが少ないです。また活着したことが確認できたら、一度葉を短く刈り込むと、次の葉が綺麗に生え揃います。トリミングには強いので、雑に刈り込んでしまっても育成に支障はきたしません。またレイアウト重視の水槽の場合は、その時のカットカスはしっかりと取り除きましょう。
水中の栄養分が多いと茶色い根(仮根)を出します。また高光量かではどちらかと言うとごわごわとした葉に育ちます。貧栄養、低光量下でも育つと言う特徴を生かして、他の草の陰になる部分に石等に活着させて配置する方法がお勧めです。
またウィローモスをメインとする水槽であれば、光量、水中の肥料分とも押さえ気味にした方がコケの発生も少なく綺麗に育てることができます。
ウィローモスに合わせた環境ではあまりコケが出ることはありませんが、糸状のコケが出た場合はヤマトヌマエビ等を投入しましょう。またウィローモスは薬にやや弱い部分があり、普通の有茎草等には影響の無いコケ除去剤でも育成に影響を与えることがあります。
今回は流木に活着させてみることにします。うまくいったら、また日記にUpしたいと思います。

ウィローモスと言えば、流木や石に活着させるのが常道になっています。まずは基礎知識の確認です。
【育成要件】
CO2 → できれば
光量 → 60cm20W2灯
温度 → 10~28度
水質 → 弱アルカリ性~弱酸性
【どんな種類?】
活着性を持つ苔の仲間で、落ち着いた色合いの複雑な茂みを作ることから流木や石に括り付けてレイアウトに多用されます。
ウィローモスを活着させた石や、流木はまさに「苔生した」と言う言葉がピッタリの非常に赴きある水景をかもし出します。
その複雑な茂みは産卵場所や、隠れ家に向き、稚エビや稚魚の餌となる微生物が発生しやすいと言われ、ブリーディングタンクにも使用されます。
レイアウトにブリーディングに幅広い用途に使用できる万能選手といえる水草です。
【育成のコツ】
餌やブリーディング目的で育成するには、ある程度ほぐして、そのまま沈めてしまって問題ありません。光量も60cm水槽で1灯もあれば、維持するには十分です。また元々日本に自生している種類でもあり冬の低温にも強いです。メダカ水槽への使用もお勧めです。
レイアウト水槽で使用するには若干のCO2添加があった方が綺麗に育ちます。また低光量にも強いですが、特に活着させて長期間維持していると、何重にも折り重なって光が完全に当たらなくなる部分ができます。こうなるとその部分が枯れ始めてしまいますので注意が必要です。
上手く活着させるコツはできるだけ均一に薄く被せた後、テグスで巻きつけます。ウィローモスの状態や量によりますが糸と糸の間の間隔が最低でも5mm以下であった方がはがれが少ないです。また活着したことが確認できたら、一度葉を短く刈り込むと、次の葉が綺麗に生え揃います。トリミングには強いので、雑に刈り込んでしまっても育成に支障はきたしません。またレイアウト重視の水槽の場合は、その時のカットカスはしっかりと取り除きましょう。
水中の栄養分が多いと茶色い根(仮根)を出します。また高光量かではどちらかと言うとごわごわとした葉に育ちます。貧栄養、低光量下でも育つと言う特徴を生かして、他の草の陰になる部分に石等に活着させて配置する方法がお勧めです。
またウィローモスをメインとする水槽であれば、光量、水中の肥料分とも押さえ気味にした方がコケの発生も少なく綺麗に育てることができます。
ウィローモスに合わせた環境ではあまりコケが出ることはありませんが、糸状のコケが出た場合はヤマトヌマエビ等を投入しましょう。またウィローモスは薬にやや弱い部分があり、普通の有茎草等には影響の無いコケ除去剤でも育成に影響を与えることがあります。
今回は流木に活着させてみることにします。うまくいったら、また日記にUpしたいと思います。